映画鑑賞する人

主に映画の感想。息をするようにネタバレしてます。

「文豪ストレイドッグス DEAD APPLE」感想

 

【まずは一言】

中島敦ってこんな性格でした?

 

【もうちょっと詳しい感想】

何年か前に出てる分のアニメシリーズ全部見て、去年か一昨年に最新シリーズやってたからまた最初から一気見して、それ以来だったから内容どんなだったかなって思ったけど結構覚えてるもんだね。

個人的に2期あたりまではかなり面白く見てたけど、それ以降はキャラも増えすぎてスケールも大きくなりすぎて、ちょっとついていけないですかねぇって思わなくもなかったけど、まあ面白いから見ちゃうよね。

で、映画が出てるの知らなかったな。というか観た気になってたけど違った。

内容は割愛するけど、まあいつものごとく事件に巻き込まれてなんとか解決しますよ~って感じ。

ヨコハマの街と武装探偵社は何回襲撃受けて、何回壊されるんだろうね。復興も早いから、その知恵と技術を被災地で活かしたらいいんじゃないかな。

でさ、中島敦はあんなにみんながいないと何もできないヘタレ野郎だったっけ?

終始「太宰さんがいれば」とか「どうしよう」みたいなことしか言ってなくてちょっとイライラしちゃったんだけど。私が鏡花の立場だったらキレ散らかしてる。

まあそんな彼も最後はちゃんと自分の役割把握して敵を倒したわけなんだけど、普通の状態に戻った時シャツの袖がビリビリに破けてるんだけど、それが北斗の拳にしか見えなくて笑っちゃった。すまん。

あとさ、芥川は中島敦のことを「人虎(じんこ)」って呼ぶじゃん?それが私の耳にはたまに「ちんこ」に聞こえちゃうんだけど同じ人いる?あの呼び方よくないよね。

今回は活躍する人が割と決まってたからほかの人のシーンが薄かったけど、中也の活躍が見られたので大満足です。

冒頭のバイク飛ばしてるシーンからして最高だったよね。最後太宰を殴ったところでチューすんのかと思って期待したらそんなこと全然なかった。

今までのシリーズの内容忘れてたとしても比較的楽しめるんじゃないかなと思った。

オープニングでご丁寧に主要キャラの紹介もしてくれて、あれ本当にありがたい。どのアニメでもやってほしいわ。

オープニングといえば、文ストってアニメのオープニングがかっこいいと思ってるんだけども。3期か4期か忘れたけど、その時のオープニングがネオンサインを使った演出で歌もかなりよかった記憶。

劇中のBGMも個人的にはかなり好きだな。

まあ総じて面白かった。また次のアニメやるだろうから、楽しみですね。

 

 

↓アマプラにありました~

 

「マーベルズ」感想

 

【まずは一言】

猫だけでいい

 

【もうちょっと詳しい感想】

まずさぁ、エンドゲーム以降のアベンジャーズシリーズはさ、ドラマパートも見てないといけないっていうのが大前提みたいなところあるから、理解ができない部分が多いよね。

今フェーズ4だか5らしいけど、ドラマまではいいやって感じ。一応ファルコン&ウィンターソルジャーとロキだけ観たけど、それ以外はノータッチできたんだよ。ディズニープラスに加入してるのにね。

でも公開した時もマーベルズ観たいなって思ってて、気付いたら配信されてたから観たんだけど、ドラマのミズ・マーベル観てないとわからないっぽい。っていうかわからん部分多かった。あとワンダヴィジョンもか?

スーパーヒーローに憧れるガキが出しゃばって色々やらかすのがちょっとイライラしちゃったな。スパイダーマンも似たようなもんだったけど、あれはまだいいじゃん、最後に初代と2代目呼んでくれたから。

あとモニカも急に成長してるし、なぜかパワーを身に着けてるし、そのへんの関係性もわからないから終始「???」だった。

ていうかさ、映画だけでもありすぎてそれを全部観てないといけない節があって、さらに派生のドラマもあってそのドラマの主人公が映画にも登場してくるって、なんかもうコンテンツとして破滅してない?

このキャラなんだっけとか、これはどういう関係性なんだろうって考えながら観る映画楽しいか?楽しいわけねぇよなぁ。

というわけでね、マーベルズはつまらんかったっていうのが私の感想です。映画館行かなくてよかったわ。

もちろんお金かかってるから特殊効果とか戦闘シーンとか、そういうのは見ごたえあるよ。でもねぇ…

毎回アベンジャーズシリーズの新作出るたびに「もう追えない」って思いながら毎度観ちゃうんだけど、今回でもうほんとに無理かも。

しかも最後にX-MENまで出てきてさ…これだけはほんとにやめて…

X-MENもマーベルだけど、マーベルスタジオとは別で、確かに最近マーベルスタジオに取り込まれたってニュース見たけど。

X-MEN大好きな作品だからそこまでやられたら怒るよ、もう。

なんでも混ぜればいいってもんじゃないでしょうよ。なら闇鍋でもしたほうがまだましなんじゃないかとさえ思えてくる。

やっぱり私の中でアベンジャーズシリーズはエンドゲームで終わってるんだよな。

 

↓アマプラにもあったよ。おすすめしない。

マーベルズ

マーベルズ

  • Brie Larson
Amazon

 

「それでも私は生きていく」感想

 

【まずは一言】

不倫男はクソ

 

【もうちょっと詳しい感想】

大好きなレア・セドゥが出てるから観たんだけども。あらすじ読んだだけじゃ、不倫してるなんて思わないじゃん…

私は不倫否定派だから、まあ映画とかフィクションなら別にいいんだけど、これは好きな女優がそういう役だったし、相手の男も例によって例の如くクソだったからさ。

家庭があって不倫してる男って大体「妻が相手にしてくれない、女として見られなくなった、家庭がうまくいってない」だのなんだの言うくせに、ちょっと都合が悪くなると「妻が何か勘付いた、別れたらまた会いに来る」とか言ってさぁ。絶対嘘なんだから。そういうの漫画でいっぱい読んできたんだから。

まあこの映画の主軸は不倫じゃないんだけど。

身内が老いていく姿を近くで見るのはしんどいよね。私も祖父母の介護を近くで見てたからなんとなくわかるんだけど、だんだんと元気がなくなっていって、口数も少なくなったりして、何より忘れられるのが耐え難い。

自分の父親を施設に入れなくてはいけない、となった時のレア・セドゥの表情が本当に見事だった。

負担が減るのが嬉しいような、そんなところに入れてしまう罪悪感のような、そういう複雑な心情がよくわかった。

枕に顔を埋めて叫ぶシーンも、自分に対してやるせないような気持ちがあったのかなって思ってしまった。

仕事もしながら父親の世話もして、娘の面倒も見て、何かよりどころみたいなのがほしかったんだろうけど、そこに現れたのがよりによって不倫クソ男とはなぁ。

男が現れるのはいいのよ。家庭持ちだったのがなぁ。

最初に書いたように私っは不倫否定派だから、最後まで男に賛同できなかった。

現実だったら「奥さんいるってわかってるのに関係持つほうも悪いじゃん!お互い様でお似合いだよ!慰謝料請求されろ!」くらい言ってるんだけど、レア・セドゥには言えないよねぇ。

余談だけど縁を切った親友も不倫してて、しかもマッチングアプリで知り合って、男のほうは奥さん身重だったのにやっぱり定型文の「相手にしてくれない、冷たくなった」だのなんだの言ってたんだって。

それを「男くん、こんなに頑張って働いてるのにかわいそう!」って言ってた元親友も大概だなって思って、そういった経緯から余計に不倫否定派になった。

元親友も慰謝料ふんだくられればいいと思ってる。

終始不倫の話ばっかりだったけど、誰にでも起こりうることを描いた、ちょっと考えさせられる作品だった。

 

↓アマプラで視聴できます。ぜひ!レア・セドゥのこの髪形真似したい。

 

0403

 

今月から違う職場で働きだした。余談だが、私は「趣味:転職」かっていうくらいには転職している。ある時から働くことに対してなんのやる気も起きなくなってしまい、1年くらい働くとその職場や仕事に飽きてしまうという、なんとも困った人間になってしまった。

で、今のところでまだ二日くらいしか働いていないが、異業種に転職したので慣れないことをするとものすごく疲れる。

前の職場は上司にやってもらいたいことがないと言われ、色々探すも実際仕事がなく、ちょっとした出来事もあり完全にモチベーションが上がらなくなってしまったので辞めたのだが。

とはいえ前の職場はやることがない以外、人間関係は最高だった。

面白い漫画を紹介してくれる先輩がいて、趣味の合う先輩がいて、映画の話ができる上司がいて、自分の話しかしないうるさい男がいて。

みんな年も近く、人間関係が最高すぎた。こんな職場もなかなかないのでは、と思っている。

なのでそこと比べてしまうと、どうにも物足りなさというか、気軽に話ができる人のいない寂しさというのはある。

まあまだ働きだして2日しか経ってないのでね。隣の芝は青く見えるし。

もちろん今の職場にもいいところはあるので、私は新しい環境で無理せず頑張っていくんだ。

ただあまりにも雑談ができる環境ではないので、仕事以外で話をする場がほしくはある。

またマッチングアプリでも始めようかしら。

「ポルノグラフィティ 19th LIVE CIRCUIT PG WASN'T BUILD IN A DAY」感想

 

昨日はポルノグラフィティのライブに行ってきた。ツアー最終日、有明アリーナ。

前回の感想は↓

rozemo.hatenablog.com

ツアーも無事終わったし、今回はネタバレしてもよかろうもんと思う。

一日余韻に浸ってたけど、やっぱりポルノのライブはいつも最高だし、最終日でアーティストもファンも最高潮にぶち上ってたわ。いやー最高だった。

ラバッパーの皆さんって、ほんとによく訓練されてるというか、気持ち悪いくらい統率がとれてるというか。(褒めてる)

自分もその一人なわけだけど、曲に合わせてあんなに振りやらなんやらが揃ったりするのも珍しいんじゃないかと。ポルノのライブしか知らんけど。

今回のライブの何が良かったってさ、夜間飛行が聴けたことだね。

何年か前のライブでやったし、アルバム曲だし、もうライブで聴くことはないかもしれないとまで思ってたから、本当に嬉しい。この曲すごく好き。

前回のさいたまスーパーアリーナで知ってたから、今回はゲランの口紅つけて行きましたよ。香水は持ってないからね。

あとは、辛くてしんどくてしょうがなかった時にずっとテーマソング聴いてたから、今回もライブ中泣いてしまった。

解放区もちょっと泣いたんだけど、こう、無責任に頑張れーってされるんじゃなくて併走してくれるというか、寄り添ってくれる感じなのが心にくる。

この前「オッペンハイマー」観たばっかりだからかもしれないけど、アビが鳴くも前回より胸に響いたな。

そして夏にロマンスポルノ開催というビッグニュース!!!しかも因島と横浜!!!!

横浜は絶対行くとして、因島も行けたら行きたいな。ええ、もう当確の気分でいますけど?

しかもその前に因島で島ごとぽるの展っていう、島全体でポルノが楽しめるイベントもやるらしい。夏2回も因島行かなきゃじゃん。

何年も前に因島行ったことあるけど、ゆったりしたいい島だった。ここからポルノが誕生したのか~って感慨深かったね。

因島ロマンスポルノやるなら、狼とAokageは絶対やってほしいところ。けど時期が時期だから雨が心配ですね。なんせ雨バンドだから。伝説の豪雨ライブの再現は勘弁。

 

でもやっぱり撮影OKなのはいかんとも…アンコール最後の最高に盛り上がる曲なのに、みんなスマホ構えてていつもより若干盛り上がりに欠けると感じてしまった。

ポルノ側がそう決めたんなら文句言うつもりはないんだけど、しかしそれでいいのかな…

だって写りを気にして撮影者はずっと画面見てるわけよ。目の前で最高のパフォーマンスが行われているのに。もったいなさすぎない?あくまで個人の感想だけど。

あと斜め前にカップルがいたんだけども、途中で何回もイチャイチャしてて…何したって構わんけど、今はライブに集中してくれねぇかなぁ…。

しかも彼女のほうは開始前にステージをバックにチケットの写真撮ったり、終演後のロマンスポルノのお知らせ撮ったり、彼氏はそんな彼女を撮ってて…そもそも会場内撮影禁止ですから。ロマンスポルノの日程も写真撮るとか何考えてるの?注意できない自分も嫌だけど。

今いろんなところで軽率に写真撮る人増えたから、そういうの守れない人多くて目に余るわ。あとちょっとの時間もスマホ見るの我慢できない人とか。

アンコール始まる前のほんの数分でスマホ見る人多くて驚いた。そこまでして見なきゃいけないことある?

私はいささか携帯の使用ルールみたいなものに関して手厳しい節があるけど、ライブとか映画とかに行ってる時くらいは我慢しようよって思っちゃうな。そういうので思考が途切れるの嫌じゃないのかね。

 

とはいえね、今回のライブも最高でした。

ありがとうポルノ、ありがとうラバッパー。

夏のロマンスポルノも非常に楽しみ。

 

新曲の解放区、めちゃくちゃ良き。カップリングも最高ですわ。

 

「オッペンハイマー」感想

 

【まずは一言】

トイレ我慢頑張った

 

【もうちょっと詳しい感想】

ノーランの新作は原爆の父だぞ!劇場で公開するぞ!って情報を得てから、楽しみにしてた。

ついこの前アカデミー賞もいくつか受賞して、満を持して公開されたから、公開日に観に行ってみたわけですよ。

内容は皆さんご存じの通り、原爆を開発したオッペンハイマーの話なわけなんだけど、上映時間が長くてね…

上映前にトイレに行ったけど、途中でものすごくトイレ行きたくなっちゃって。でもシアターからトイレが微妙に遠いし、途中で席立つのは嫌だったから最後まで我慢した。

最近の映画って、色々内容詰め込んでるから上映時間長い気がする。それはいいんだけどさ、トイレの心配しながら観なきゃいけないのなかなかどうして。

でさ、内容もすっごい面白い!みたいな話じゃないから、全体的に淡々と進んでいくわけよ。あろうことか途中で15分くらい寝ちゃった…。なんたる失態。

面白い!って感じではないけど、つまらんわけでも決してないのね。なのにあまりにも淡々としているもんだから寝てしまった、という言い訳。授業中寝ちゃうのと似てるかも。

史実系の映画ってある程度背景なりなんなりを知らないとつまらないと感じがちだけど、とはいえ色々考えることは多い映画だったと思う。

原爆を日本に落とす必要があったのかとか、被爆した日本のことをどう思ってるんだって意見もちらほら見かけるけど、これはそういう映画じゃなくて、あくまで「オッペンハイマー」という人に焦点を当てた映画だからね。もちろん日本人としては胸中複雑ではあるけども。

劇中で、開発はするけど科学者はその使い方に関与できない、みたいなセリフがあったけど、うまく言えないけど深いなって思った。

そしてすっかり忘れてたんだけど、この映画にもフローレンス・ピュー出てた。

途中で出てきた女の人の声、実にフローレンス・ピューだなって思ってたけど違う人だと思ってて、エンドロールで名前が出てきてやっぱりそうだったんだってなった。気付かないとは不覚。

ブロンドの印象が強いけど、これでは完全に黒髪だったからまた印象が違ってた。

あとロバート・ダウニー・Jrのキャラクター!あの人にあの役やらせたの正解だと思うわ。

どの役で出てんのかなーって、あんまり調べたりしないで観に行ったから途中まで全然気づかなかった。特殊メイクよね?

アイアンマンのイメージ強すぎるけど、ああいう裏で全部操ってました系のクズ役めちゃくちゃいいじゃん。こっちのほうが人間味あって好きだよ。

だけどねー、ノーラン作品はインセプションとかTENETとか、ああいうのが好きだなって改めて思った。

 

↓これも衝撃受けた。アマプラで視聴できるので、ぜひ!

 

「デューン 砂の惑星Part2」感想

 

【まずは一言】

しまった、前作の内容忘れてる

 

【もうちょっと詳しい感想】

前作は映画館で観たっきりで、今回part2観るのに予習するの忘れてしまったから、内容あんまり覚えてなくて失敗したわ。

part2は私が好きなジェイソン・モモア出てこないし…と思ってたけど!レア・セドゥが出てるじゃないの!

フローレンス・ピューが出るのは知ってたんだけど、レア・セドゥは知らなかったから、嬉しいサプライズでしたね~。二人とも好きな女優さん。

フローレンス・ピューの、あのちょっと掠れた感じの声すごく好きなんだよね。あと変な意味でなく、肉付きもすごくちょうどいいと思ってる。

肝心の内容なんだけど、うっすら覚えてるけどなんかいまいちつかめないから、途中からスター・ウォーズに置き換えて鑑賞したら割とよかった。

ハルコンネン男爵側が帝国軍で、フレメン側が反乱軍みたいなもので、「命の水」飲んだらフォースが使えるようになったけど同時にダークサイドに堕ちたってことで大体合ってると思う。そんでサンドワームライドはポッドレース。

ポールの母親とんでもねぇ闇落ちと思ってたけど、実は真の闇はお腹の中の子だったってわけね。

前作の細かい内容忘れてるからあれだけど、ポールと母親の出自に関することって、今回が初めてであってる?

母親が実はハルコンネンの娘でポールはその孫でした!っていうのは、レイがパルパティーンの娘でした!、ルークがダース・ベイダーに「my son…」って言われて衝撃!っていうのと同じ感じよね、きっと。

映像や音に迫力はあったけど、いかんせん長いんだよな。ずっとトイレの心配しながら観ちゃったよ。そういえば砂漠の民はトイレとかどうしてるんだろうね。埋め立てかな。

こういうの真剣に言い出したらダメだってわかってるんだけど、あのサンドワームライドさ…乗るのにあれだけ一苦労してるけど、じゃああの人数乗せるのどうやったんだって気になっちゃって…。

サンドワームは一時停止してくれるわけじゃないし。みんな飛び乗るの?

あと問題は降りる時だよね。やっぱり止まってくれるわけじゃなさそうだし。飛び降りるの?

そんなしょうもないことがずっと気になってた。

 

↓前作。もう一回観るかぁ。