【まずは一言】
不倫男はクソ
【もうちょっと詳しい感想】
大好きなレア・セドゥが出てるから観たんだけども。あらすじ読んだだけじゃ、不倫してるなんて思わないじゃん…
私は不倫否定派だから、まあ映画とかフィクションなら別にいいんだけど、これは好きな女優がそういう役だったし、相手の男も例によって例の如くクソだったからさ。
家庭があって不倫してる男って大体「妻が相手にしてくれない、女として見られなくなった、家庭がうまくいってない」だのなんだの言うくせに、ちょっと都合が悪くなると「妻が何か勘付いた、別れたらまた会いに来る」とか言ってさぁ。絶対嘘なんだから。そういうの漫画でいっぱい読んできたんだから。
まあこの映画の主軸は不倫じゃないんだけど。
身内が老いていく姿を近くで見るのはしんどいよね。私も祖父母の介護を近くで見てたからなんとなくわかるんだけど、だんだんと元気がなくなっていって、口数も少なくなったりして、何より忘れられるのが耐え難い。
自分の父親を施設に入れなくてはいけない、となった時のレア・セドゥの表情が本当に見事だった。
負担が減るのが嬉しいような、そんなところに入れてしまう罪悪感のような、そういう複雑な心情がよくわかった。
枕に顔を埋めて叫ぶシーンも、自分に対してやるせないような気持ちがあったのかなって思ってしまった。
仕事もしながら父親の世話もして、娘の面倒も見て、何かよりどころみたいなのがほしかったんだろうけど、そこに現れたのがよりによって不倫クソ男とはなぁ。
男が現れるのはいいのよ。家庭持ちだったのがなぁ。
最初に書いたように私っは不倫否定派だから、最後まで男に賛同できなかった。
現実だったら「奥さんいるってわかってるのに関係持つほうも悪いじゃん!お互い様でお似合いだよ!慰謝料請求されろ!」くらい言ってるんだけど、レア・セドゥには言えないよねぇ。
余談だけど縁を切った親友も不倫してて、しかもマッチングアプリで知り合って、男のほうは奥さん身重だったのにやっぱり定型文の「相手にしてくれない、冷たくなった」だのなんだの言ってたんだって。
それを「男くん、こんなに頑張って働いてるのにかわいそう!」って言ってた元親友も大概だなって思って、そういった経緯から余計に不倫否定派になった。
元親友も慰謝料ふんだくられればいいと思ってる。
終始不倫の話ばっかりだったけど、誰にでも起こりうることを描いた、ちょっと考えさせられる作品だった。
↓アマプラで視聴できます。ぜひ!レア・セドゥのこの髪形真似したい。