【まずは一言】
いつだって女は下に見られていて、でも強かなのも女だよね。
【もうちょっと詳しい感想】
こういうののサブタイトル、だいたい「彼女たちの」みたいなのがつけられがちだけど、「私たち」なのがすごくいいと思った。
多分なんだけど、視聴者にも当事者意識を持ってほしいのかなって。これは男女に関わらず。
内容としては、女性たちが睡眠薬をかがされて性的暴行を日常的に受けていて、今後男に対してどうしていくか、みたいな感じ。
基本的には話し合いの場面がずっと続いてる。
許す、出ていく、闘うの三択なんだけど、映画の中の意見は闘うと出ていくが多い。
まあ確かに許すことはできないだろうな~。
最終的には出ていくことになるんだけど、そこに至るまでの話し合いの様子が淡々としてるけど、でも迫力がある。
割といろんな年齢の女性が集まって話し合いをしてるから、あえて分けるなら保守派と過激派でなかなか意見がまとまらない。
高齢女性はやや保守派だし、若い人は結構過激だし。
観ながら結構色々考えてたんだけど、私は眠らされて暴行されるような環境にいないし、絶対に男がいなきゃ生きていけない状況でもないから、絶対に許さん、やっちまいな!って思うんだけど、もしそういうコミュニティに属してたら話は変わってくるだろうなって。
なんやかんや思うところはあっても、場を乱したくないとかなんとかで、結局許すことになりそう。
というかめちゃくちゃ不思議なんだけど、人類の長い歴史を振り返っても、どの時代でも女の立場って下なんだよね。いつからそうなんだろうね。
色々考えさせられる内容だったんだけど、ただ…ただなぁ…登場人物の見分けがいまいちつかなくてなぁ…特に若い人たち。
あとどことどこが親子かも最後まで全然わからなかった。私の理解力が不足してるだけかもだけど。
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