【まずは一言】
良いご両親だなぁ
【もうちょっと詳しい感想】
ティモシー・シャラメがとても若く感じる。いや今も十分若いんだけどもね。
今よりも顔が角ばってない気がする。なんか最近はすごく頬骨のあたりが気になっちゃってね…
いや彼の顔について追及したいんじゃなくて。
この映画改めて観ると、説明的なセリフとか描写みたいなのが少ないなって感じた。
だからわかりにくいとかじゃなくて、例えば一目ぼれだと、二人の目があった瞬間スローモーションになったりとか、逆に目をそらしたりとか、そういういかにも「恋に落ちました!」みたいなのがあるけど、そういうのはなかったなって。
セリフにしても、どこかでなんとなく「○○さんがなんが気になってて~」的なのが多いけど、そういうのもなかったなって。
でも着実にお互いがお互いを意識してるのが感じ取れるから、役者さんってすごいよね。(語彙力)
これは男性同士が惹かれ合う話だけど、実は同性が好きだったとかそういうんじゃなくて、「その人」だったから惹かれた、っていうのが感じ取れてすごくいいと思う。
エリオのほうはティーンだから感情が抑えきれないのがリアルよね。
あのくらいの年齢からすると、24歳くらいは大人で、憧れるのもわかる。
しかしさ、私がこの映画で一番感動したのは両親の対応なのよ。
母親は早い段階から、エリオがオリヴァーに惹かれてるのに気付いてて、関係を持ち出したころには父親もなんとなく察してて。
80年代なんてもっと同性愛みたいなのに嫌悪感強かった時代だと思うんだけど、でもそれについて責めたりとか「気の迷いだから」って諭したりするんじゃなくて、ただ見守って、優しい言葉をかけてあげるの、なかなかできることじゃない。
しかもオリヴァーなんてさ、自分の研究手伝いに来てるんだよ。それが自分の息子と関係持ったなんて、多くはブチ切れ案件だと思うんだよね。
そりゃ親にしてみれば思うところは大有りだろうに、最後の数日は一緒に過ごさせてあげてさ…理解があるというか、寛大というか。
ああいう人に私はなりたい。
あとあの当て馬みたいになっちゃった女の子(名前忘れた)、あの子が詩集の感想言うところも結構気に入ってる。
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