「ばらの花とジョー」感想

【まずは一言】

ジョーが健気すぎて逆にしんどい

【もうちょっと詳しい感想】

職場の先輩が、「泣きたいときにおすすめです」と教えてくれた20分くらいのアニメ。

やなせたかしの作品で、ばらの花が大好きな犬のジョーの話。

なんだけど、静かな感動が胸に広がった。

何回カラスに襲われても立ち向かっていって、ばらの花が「ジョー、すてきよ」って言った一言を何回も反芻してて…

カラスに目を潰されてもばらの花のところに通って、ばらの花を守って…

あまりにも健気すぎて逆にしんどくなっちゃった。

20分くらいでセリフもほとんどないのに、めちゃくちゃジーンときた。

「大切なものは目に見えない」で有名な、星の王子さまみたいな雰囲気もある。

目が見えなくなったジョーに、ばらの花が「わたし今とってもきれいに咲いてるのよ」っていうシーンは、ベルばらの目が見えないアンドレが、オスカル様の肖像画を眺めてきれいだっていうのを彷彿とさせましたね。

あとはやなせたかしの表現力が本当に素晴らしい。

季節が移り替わるところとか、雷の表現とか、そういう表し方があったのかって思った。

学生時代デザイン勉強してたけど、その時観てたらデザインに活かせたかもしれない。

そういう意味でも、昔に制作されたとは思えないほど素晴らしい作品だった。

↓配信はないけど、ぜひ観てほしい。

↓せっかくだから星の王子さまも。いろんなところで出版されてるけど、個人的にはこれが好き。

↓ついでにベルばらも。文句があるならベルサイユにいらっしゃい。

映画鑑賞する人